花粉症の目薬
✔花粉症で目がかゆい方は、点眼薬と点鼻薬の使用をおすすめしています。
抗ヒスタミン薬の点眼薬
花粉症で目がかゆい時(アレルギー性結膜炎)に、第一選択となります。
抗ヒスタミン薬の点眼薬には1日4回タイプのものと、1日2回タイプのものがあります。
コンタクトレンズを使用中には避けたほうがよい目薬があるため、注意が必要です。
コンタクトレンズと目薬
ソフトコンタクトレンズは、目薬に含まれているベンザルコニウム塩化物という防腐剤を吸着してしまいます。そのため、コンタクトレンズを使用している際には、ベンザルコニウム塩化物が含まれていない目薬を使う必要があります。
1日2回タイプの目薬
1日2回タイプのものには、アレジオンLX点眼液があります。コンタクトレンズ使用中も使えますが、値段が高いので注意が必要です。
下記に、代表的な点眼薬について表を作りました。
花粉症の目薬(抗ヒスタミン薬)は、1日にさす回数とコンタクトの有無、そして値段を加味して選ぶ必要があります。
|
点眼回数 |
3割負担 |
1割負担 |
コンタクト |
パタノール点眼液0.1% |
4回 |
約160円 |
約55円 |
X |
アレジオン点眼液0.05% |
4回 |
約375円 |
約125円 |
◯ |
リボスチン |
4回 |
約135円 |
約45円 |
X |
アレジオン点眼液0.1% |
2回 |
約780円 |
約260円 |
◯ |
ステロイド点眼薬
花粉症の目薬は、まずは抗ヒスタミン薬の入った目薬が第一選択ですが、それでも症状が抑えられないときは、ステロイド点眼薬を使用します。ステロイド点眼薬は強い効果を発揮しますが、長期に使用することで眼圧の上昇や白内障のリスクが上昇するリスクがあり、適切に仕様することが大切です。また、多くの場合、コンタクトレンズとの併用も避けることが望ましいと考えられます。
点鼻薬
点鼻薬は、鼻汁などのある方に使いますが、ステロイド点鼻薬を使用することで、目の症状が抑えられることが知られています。
ステロイド点鼻薬は副作用がほとんどなく、また、眠気もないため、特に鼻水に悩まされている方にはおすすめです。