脈が飛ぶ・動悸がする|不整脈
脈がとんだ時、乱れた時の症状の感じ方は人それぞれです。人によっては、不整脈があっても全く症状を感じない人もいますし、人によっては強い症状となって現れることもあります。
代表的な病気には、期外収縮と心房細動、発作性上室頻拍(PSVT)などがあります。
それぞれの不整脈について、詳しくはこちらをご覧ください。
院長の不整脈の体験談
私自身、おそらく期外収縮と思われる症状と、おそらく心房細動と思われる症状を経験しています。(心電図をとっていないので、実際にはわかりません。)
特に、心房細動と思われる症状は、確か30秒くらい持続しました。ちょうど、狭心症の方のカテーテル治療が終わった後、病院の廊下を歩いている時におこりましたが、胸の気持ち悪さのために歩くことができず、大変辛かったことを覚えています。心房細動の発作で救急車で救急外来に受診される方がしばしばいらっしゃいますが、私自身も救急車を呼びたくなるくらいの辛さでした。
不整脈が疑われた時の検査
不整脈が疑われた場合、下記のような検査をすることがあります。必要な検査は、個々人の状況に応じて異なります。
(当院では、必要な検査のみをご案内しています。)
12誘導心電図
不整脈が出ている場合はもちろん、不整脈が出ていない場合でも心電図を確認することが大切です。12誘導心電図では12種類の誘導(波形)を確認できます。
ホルター心電図
24時間心電図をつけることで、不整脈の記録を行います。2種類の誘導(波形)を確認することができます。「ホルター心電図をつけたときに限って、症状(不整脈)がでない」という方もいらっしゃいます。また、24時間以上記録できるタイプのものもあります。
機械の装着中も、シャワーなどを使用してただくことが可能です。
血液検査
甲状腺機能などを確認し、他に基礎疾患がないか調べます。
心エコー検査
心臓に器質的疾患(虚血性心疾患や心筋症など)がないかを調べます。
閉塞性睡眠時無呼吸の検査
症状や検査結果によっては、睡眠時無呼吸の検査をすることもあります。
携帯型心電計
当院ではこの検査を行っていませんが、ご自身で携帯型心電計を購入していただき、症状がある時の心電図を記録することもできます。
その他、スマートウオッチなども診断の助けとなることがあります。現時点では、ノイズが多いなどの理由からスマートウオッチでは詳細な診断は困難なことも多いですが、データをお持ちの方は、一度診察時に見せていただければと思います。
不整脈の治療
不整脈の種類によって、治療法は異なります。それぞれの不整脈については、こちらをご覧ください。